活動

未来塾 活動報告

2019/11/01

教養講座「 中村未来塾」第25回報告

三居弘典(みい ひろのり)氏(45回生)
国際ヨーヨー連盟理事、
株式会社ヨーヨーカンパニー代表取締役

『ヨーヨーで世界とつながる』

 三居さんは、中村高校在学中の高校2年生の時にヨーヨー世界大会で準優勝し、翌年には世界制覇の快挙を成し遂げました。さらに、中村高校在学中に、当時日本にはなかった「全国ヨーヨー大会」を仲間とともに開催するなど、まさにヨーヨーの啓蒙・発展に挑むパイオニア的存在です。

 そんな三居さんも高校卒業後の進路には相当悩まれたとのこと。当時、日本にヨーヨーの「プロ」はいませんでした。「ヨーヨーでプロになれるのか、生活していけるのか」「前例がなく、レアなことが受け入れられにくい日本の中でどう進めばよいのか」と、相当の葛藤があったとのこと。そこで、高校卒業後アメリカへ留学し、大学で経営学・マーケティングを専攻し、休学して就業も体験。大学卒業後に日本に戻り、仲間とともに「ヨーヨーカンパニー」を立ち上げられました。留学での苦労についての質問には「楽しかった」とお話しされ、すべてを楽しさに変えられる方だと感じさせるお人柄を感じました。

 自身の人生を「ヨーヨー人生だ」と言い、お仕事を続けていらっしゃいます。高校時代に企画・開催した全国ヨーヨー大会も、昨年20周年を迎えることができたようです。一生懸命だったからこそ仲間とともにここまでやってこられた。仲間が賛同してくれ、また、仲間から輪が広がっていく。好きなヨーヨーで地元・岩倉市にも貢献できている。そんなお話をしてくださいました。講演中には、ヨーヨーのパフォーマンスもあり、世界の技を間近に見ることが出来ました。在校生たちも時に手を挙げ、歓声を上げ、拍手をし、お話を興味深く聞き入っていました。
三居さんが在校生に投げかけてくださった言葉を紹介します。

「好きなら苦じゃない。好きなことだけに時間を費やせる人生なんて素敵だなぁと思う。好きなことがあれば諦めずに続けてほしい。続けていれば認められる。認めてもらえないときは自分の一生懸命さが足りない、と考えよう」

 三居さんには、同窓生向けにも5月17日(日)同窓会総会「講演会」にてお話しをいただきます!
ぜひ5月17日(日)は同窓会総会にお運びください!
(総会への参加方法等詳細は中村会Webページで3月下旬にお知らせ予定です)

2018/11/02

教養講座「中村未来塾」第24回報告

木村祐貴氏(中村高校47回生)
日本航空 運航本部 737乗員部 兼 運航安全推進部補佐役 副操縦士

『仲間とともに、空を翔ける』

平成30年11月2日(金)体育館において、1、2年生720名と保護者30名がお話を伺いました。
木村さんは、大学卒業後に航空会社に就職し、約3年間の様々な訓練後、副操縦士になりました。今年度からは安全担当にも従事されているので、安全面に関してもお話して下さいました。

パイロット・飛行機あれこれ

一番初めに、飛行機に乗務するときに持って行く鞄の中身を教えてくれました。まぶしいのでサングラス、食事ができるタイミングが限られているのでさっと口に入れられるガムやチョコレート、そして、高校時代に使っていた地図帳をいつも入れているそうです。「飛行機はバックができない」「運航ポイント(場所にWAYPOINTという名前がついている」「機長と副操縦士の食事内容が違う」など、高校生が興味をもつような話をしつつ、安全に配慮した様々な仕組みや取り組みも教えてくださいました。

パイロットとして必要なこと

パイロットは健康でなければ乗務できないし、飛行機・各国のルール・天候・地理などの知識も必要です。しかし、何よりも大切なのは「仲間への思いやり」と「情報交換」だそうです。操縦士同士はもちろん、整備士やCAなどにも思いやりを持って接することで、気持ちよく仕事ができる環境になるそうです。情報交換は他社とも積極的に行い、すべての飛行機が安全に航行できるようにしているそうです。一人で100点をとるのではなく、70点の人を助けながら皆で点を上げるような協調の世界だと、話していました。

高校時代のこと

高校時代、苦手科目もあったし、英語も得意でなかったそうです。必要になったときに必死に勉強したそうです。高校時代に顔見知り程度だった人とも、社会人になってから仲良くなった人もいるそうです。この先どういう人生を歩むにあたっても、学生時代の友達は宝物であり、大切にした方がいいと話していました。

さらに

講演後、本校の視聴覚室にて、航空業界に関心がある生徒や愛知大学を目指す生徒のために時間をとっていただきました。1年生から3年生と教員、合計20人程が集まり、参加者からの質問に木村さんが答える形式で行いました。質問内容は、航空業界についてはもちろん、愛知大学現代中国学部の話、大学時代の研究テーマの話、アジア圏の現状など、多岐に渡りましたが、どの質問にも丁寧に答えていただき、とても有意義な時間になりました。

2017/09/15

教養講座「 中村未来塾」第23回報告

加藤 昇平 氏 中村高校 34 回生)
名古屋工業大学大学院工学研究科情報工学専攻 教授

『AI 技術と〇〇で ゆたかな生活をデザインする』
~ ロボット、心理(感性)、音楽、医学と私。あなたの〇〇は何? ~

平成29年9月15日(金)体育館において、1年生360名 、 保護者10名がお話を伺いました。

最新AI技術の紹介

加藤氏は人工知能の研究をされており、企業と協力して様々なロボットを開発しています。昔のロボットはプログラミングした通りに動くものでしたが、今はロボット自身に試行錯誤させることで知能を獲得させ、よりよい動きや判断につなげています。さらに、ロボットに感情をのせる「感性ロボティクス」の研究もされており、老人の感情を読み取って認知症の診断に役立てています。

幸福度曲線

加藤氏の「幸福度曲線」を示しながら、ここまでの人生について話していただきました。今は研究が認められて高い幸福度になっていますが、大学に入学したての頃は目標を少し見失い、幸福度が落ち込んだ時期だと振り返っていました。大学の研究室を決める頃、情報工学に出会い「面白いなぁ」と感じ、研究にのめり込んでいったようです。生徒達にも、「自分を振り返り将来を考えるきっかけに」と、幸福度曲線をかくことを勧めていました。そして、生徒達に「目標を定めること」「英語はちゃんと勉強しよう」など、進路や将来に向けてアドバイスをしていただきました。

まとめ

講演では、研究で携わったロボットが紹介されたときのTV映像も用いながら、生徒に分かるように平易な言葉を使って最新技術を説明してくださいました。これから文理選択をする生徒達にとって、とても参考になる講演でした。

さらに

講演後、本校の視聴覚室にて、2・3年生の理工学部を目指す生徒達10人に、ロボット研究、情報工学、名工大の説明をし、質問に答えていただきました。「自動運転についてどう思いますか」「乗り心地の良い自動車について学びたい」など、生徒の素朴な質問にも真摯に答えていただき、また、現在就職担当という立場から大学院進学や就職先について教えていただきました。参加した教員とも様々な意見交換ができ、生徒・教員ともにとても有意義な時間になりました。